『地面師たち』は実話?原作やモデル、結末をネタバレ解説!【Netflix】

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Haruka
Haruka

こんにちは、harukaです☺️

今回は、Netflixで配信されている話題作『地面師たち』について。

詐欺をテーマにしたリアルなストーリー展開と、

圧倒的な緊張感ある演出に惹き込まれた方も多いのではないでしょうか?

 

実は、先日、旦那さんがどハマりして、

明け方までかけて一気に見てしまったよう・・・w

 

どうだった?

と聞いたら・・・

「・・・怖い」

と。一言。

 

本作はフィクションながら、

「これって実話?」

「実在のモデルがいるのでは?」

といった声も多く、

検索でも「原作」「ネタバレ」「モデル人物」などが注目されています。

 

この記事では、

-『地面師たち』の元ネタ(原作・実話モデル)
– 登場人物の背景や実在性
– ネタバレありの結末解説

などを交えながら、

視聴後のモヤモヤを少しでも

スッキリさせていきたいと思います。

 

『地面師たち』とは?あらすじと基本情報

Netflixオリジナル作品地面師たち』は、

地面師”の世界を

本物のスリルで描く

究極のクライム・サスペンスドラマ(全7話)です。

【引用元】NETFLIX 公式サイト

表向きは普通のスーツ姿、

でもその裏では信じられないような嘘と手口で、

大手企業資産家を騙し続けてきた彼ら。

 

この物語は、

そんな表と裏の顔を巧みに使い分ける

詐欺集団の実態に迫りながら、

人を騙すこと」と「自分を騙すこと」の

境界線を問いかけてくる、

非常に考えさせられる内容になっています。

 

地面師とは?

地面師”とは、

他人の土地や建物を「自分のもの」と偽って不動産取引を行う詐欺師のこと。

 

偽造された書類、

なりすましの関係者、

完璧に仕立てられたシナリオ──

 

まるで映画のような手口で、

実際に何十億円規模の被害

出ている実在の犯罪手法です。

 

ちなみに、

地面師(じめんし)」は

俗語(マスコミ用語)ですが、

詐欺グループの“役割名”や“業界内呼称”として

実際に使われてきた言葉みたいですよ。

 

登場人物と物語の舞台

物語の中心は、

地面師”として生きる主人公たち。

 

彼らの巧妙な嘘と、

それに翻弄される人々との駆け引きが、

緊張感あふれる展開で進んでいきます。

 

舞台は東京

 

大都市で繰り広げられる

不動産詐欺の裏社会が、

リアルに描かれており、

どこか「本当に起きていそう」と

感じてしまうほどの臨場感があります。

 

『地面師たち』は実話なのか?原作との関係

Netflixオリジナルドラマ『地面師たち』は、

実在した詐欺事件を直接描いた

「ドキュメンタリードラマ」ではありません。

 

が、実在した事件をモチーフに描かれています。

原作はあるの?

原作となったのは、

同名小説(著:新庄耕)が存在しています。

【引用元】Amazon書籍販売情報

 

2024年には、

続編小説『地面師たち ファイナル・ベッツ』

も発売されました。

【引用元】Amazon書籍販売ページ

ということは、

Netflixでも、続編がでるかもしれませんね〜。

地面師の世界観がさらに

広がっていく可能性が高そうです。

 

モデルとなった事件は存在する?

次に、この物語のモデルとしてよく語られるのが、

2017年に起きた「積水ハウス地面師事件」。

積水ハウス 地面師事件(2017年)
東京・五反田の土地55億円を詐欺でだまし取った偽の所有者になりすました“地面師”集団による詐欺。元不動産業者・弁護士・司法書士まで関与
日本最大級の地面師事件として報道される

 

この事件では、

東京・五反田にある約2000㎡の土地をめぐり、

地面師グループが偽造書類と偽の関係者を使って、

大手企業からなんと

約55億円もの代金を

騙し取ったことで大きな話題になりました。

 

関与したのは、

元不動産業者・司法書士・元警察官など、

一見「信用できそうな人たち」も含まれており、

社会に大きな衝撃を与えた事件です。

 

積水ハウス事件との類似点

私、実際に起きた事件をモチーフにした

映画やドラマが好きなので、

類似点をみてみました♪

 

詐欺の物件

ドラマ:光庵寺(架空の寺院)隣接の土地 :港区高輪
積水ハウス事件:約600坪の旅館敷地  海喜館:徒歩3分の立地

どちらも、都心の一等地に位置し、

再開発の期待が高い物件でした。​

 

特に、実際の事件では、

積水ハウスがこの土地を取得することで

マンション事業を加速させる狙いがありました。

【引用元】Wiki

 

所有者の売却拒否

ドラマ&積水ハウス事件
不動産会社の社員などが頻繁に接触していたが、所有者は断固として土地の売却を拒んでいた

実際の事件では、

所有者が入院中であったことを利用し、

地面師グループが

偽の所有者を用意して取引を進めました。

 

詐欺の手口と被害額

ドラマ:​偽の所有者を用意し、偽造書類を使って不動産取引を行い、100億円以上をだまし取る。
積水ハウス事件:​偽の所有者を用意し、偽造書類を使って積水ハウスと土地売買契約を締結し、55億5,900万円をだまし取る。

どちらも、

偽の所有者と偽造書類を使った巧妙な手口で、

不動産取引を装って

巨額の資金をだまし取るという点で共通しています。

 

地面師グループの組織構成

ドラマ:​リーダー、交渉役、司法書士、なりすまし役、図面師など、役割分担が明確な詐欺グループ。
積水ハウス事件:​リーダー格の人物を中心に、偽の所有者、司法書士、弁護士、情報屋などが関与した詐欺グループ。

実際の事件でも、

複数の人物が役割分担をして詐欺を行っており、

ドラマで描かれた組織構成と類似しています。

 

【ネタバレあり】『地面師たち』の結末とは

※ここから先は、Netflixドラマ『地面師たち』の重大なネタバレを含みます。
まだ本編を視聴していない方はご注意ください。

 

 

ドラマ『地面師たち』のラストは、

全体を通して描かれてきた

“100億円規模の不動産詐欺”がついに

クライマックスを迎える展開となります。

 

100億円規模の不動産詐欺は成功する?

詐欺グループは、

入念に準備を重ねてきたプロジェクトの最終段階に突入。

 

仲間だった図面師、竹下(たけした)

予想外かつ衝撃の行動が明らかになって

EPISODE6は終了しました。

 

ここから、

売買を成立させるため

土地の持ち主に扮装した

キャスティング担当の麗子(れいこ)

元司法書士で、書類の偽造や交渉を担当の後藤

交渉役の辻本と3人は、

不動産業者、石洋ハウス開発事業部部長の青柳一向に、

土地所有者の本人確認を行うべく、

お寺の本堂を案内されているシーンからスタートします。

 

図面師、竹下(たけした)の裏切りにより、

沖縄にいたはずの、

本物の地主、

光庵寺の住職、川井菜摘(かわい なつみ)

羽田へ予定よりも早く戻り、

タクシーでお寺に戻ってくるのですが・・・

 

交渉役の辻本ら3人は、

間一髪で、

この危機を乗り越えます

 

その後、場所を変え、

売買契約も締結

 

支払いの小切手も、

まんまと入手するのです。

 

詐欺グループの仲間たち

それぞれの“役割”を

担っていたメンバーも、

次々と破綻へと向かっていきます。

 

EPISODE 6では、

図面師・竹下(北村一輝)

竹下は、

詐欺計画の終盤で裏切り行為を働きます。​

その結果、

ハリソンに捕らえられ

暴行を受けて殺害されました。

 

 

そして、

100億規模の詐欺を成功に収め、

麗子、後藤も、

これを最後に手を洗う」と

ハリソンに伝えるのですが・・・

 

手配師・麗子(小池栄子)

麗子の最終的な運命

明確には描かれていませんが、

​最終話では、

夜道を歩く彼女の後ろに怪しい男たち

が忍び寄るシーンがあり、

暗殺を示唆しています。​

 

しかし、彼女の死が報道されることはなく、

生死不明のまま物語は終わります

 

元司法書士・後藤(ピエール瀧)

後藤は、

詐欺計画の成功を祝うかのように、

家族との時間を過ごしていました。​

 

トイレにたった、後藤の後を追う

作業員の男が映し出され・・・

 

「これは、まさか・・」

 

後に、ニュースで彼の死亡が報じられたことが示されています。​

具体的な死因や状況

描かれていませんが、

ハリソンによって排除された可能性が高いと考えられます。

 

交渉役・辻本拓海(綾野剛)とハリソンの因縁

交渉役の辻本は、

過去に小さな不動産屋を営んでいた、

実の父親

地面師詐欺にあうという辛い過去を抱えていましたが、

その、詐欺の裏に、

ハリソンが意図を引いていたことが

警視庁捜査二課の倉持玲(くらもち れい)の調べて判明。

 

倉持から、その事実を知らされた、

辻本は、ハリソンの元へ復習をするべく向かいます。

 

辻本とハリソンは、乱闘となり・・・

 

辻本がやられてしまう!!

 

というところに、

警視庁捜査二課の倉持が登場。

 

辻本の危機を救います。

 

 

主犯ハリソンの結末は…

詐欺グループの首謀者ハリソン山中は、

辻本との乱闘の末、

警視庁捜査二課の倉持の登場で・・・

 

遂に「逮捕」か?!

 

と思いきや・・・

 

ハリソン山中の手には、

まさかの、「手榴弾」💦

 

その手榴弾が爆発し・・・

 

辻本と、警視庁捜査二課の倉持は、

爆風に吹き飛ばされながらも、

間一髪で、命拾いします

 

ハリソン山中が流石に、死滅か?!

 

と思わされたのですが、

ハリソン山中はしぶとかった・・・。

 

最終回の最後

ハリソン山中が、異国で一人、

狩をしているシーンで、

幕をおろします。

 

 

視聴後の感想と考察

視聴者として感じた印象

とにかく、

作品として、

スケールと、作り込みが素晴らしくて、

面白かったので、

途中でやめられず

一気見してしまいました。笑

 

騙す側の地面師と、

騙される側の状況と、

心理が詳細に描かれているので、

「うわ・・・その思考の流れ、陥りやすい」
「企業間での普通にやり取りしていることじゃん」

など、「ありえる状況」の中に、

「詐欺」が入ってくる怖さ

巧みさを感じました。

 

先にドラマを一気見した旦那さん

「怖い」「人間不信になった」

と、言っていた意味がめっちゃわかりました。汗

 

積水ハウスの事件なんかは、

実際の人物たちに

事情聴取もしているでしょうし、

そういう意味では、

きっと、リアルが詰まっています。

 

ドラマの中では、

石洋ハウス開発事業部部長の青柳が

最後、詐欺にあったことを悟り、

フラフラっと車道に出たところで、

車に引かれて死亡してしまうのですが・・・

 

なんだか、

いたたまれない気持ちになりました。

 

安心安全な業務のために、

作り上げらた会社のルールなど、

時に時間の足枷のようにも感じますが、

これって、やっぱり大事なんだと思います。

 

目の前に成功をぶら下げられて、

それを失うかもしれない焦り

が重なってしまった時

後から冷静に考えれば「当たり前」だったことでも、

人間の心理は簡単にルールを

捻じ曲げてしまうんでしょうね・・・。

 

自分だったら・・・

と思うと、ゾッとします。

 

社会的テーマとしての“地面師”──信頼と欲が揺らぐとき

地面師たち』という作品を観て改めて思ったのは、

これは単なる「詐欺ドラマ」ではなく、

“現代の社会構造と人間心理”

映し出した社会派ドラマだということ。

 

地面師の怖さは、“完全な他人”ではないところにある

ドラマに登場した詐欺グループは、

ただのチンピラや犯罪者ではなく、

元司法書士、不動産業界経験者、演技指導ができる知識人──

つまり、

それっぽい肩書きと、それらしい言葉遣い」を持っていて、

騙される側の“ちょっとした疑問”を絶妙に

封じ込めてしまう存在なんですよね。

 

 

「確認してたのに、騙された」は誰にでも起こりうる

このドラマの中でも印象的だったのが、

被害者たちは

確認をしていた

つもりだったこと。

 

でも、

そこには“ほんの少しのスキ”や“焦り”“期待”があって、

そのわずかな隙間に詐欺はするりと入り込んでくる。

 

それって、

実は私たちが日々暮らす中でも起こりうることかもしれません。

  • 忙しいからつい確認を飛ばした
  • 信頼してる人がOKって言ってたからそのまま進めた
  • チャンスを逃したくないから決断を急いだ

 

どれも“人として自然な判断”なのに、

その結果が破滅に繋がってしまうかもしれない──

 

そのリアルさが、何よりも怖かったです。

 

詐欺を防ぐのは「確認作業」よりも、“自分の軸”なのかもしれない

今の社会って、

「効率化」「スピード感」「チャンスを掴む力」

がすごく大事だと言われています。

 

でも、そんな中で

冷静でいること”や

丁寧な確認を重ねること”は、

面倒に見えて、

実は一番の防御策

 

それって結局、

自分が何を大事にしたいか」を

常に持っていないと難しいんですよね。

 

『地面師たち』を観て、

何を信じて、どこで立ち止まるか?

という“自分の判断軸”を持つことの大切さを、

改めて考えさせられました。

 

まとめ:『地面師たち』は実話を元にしたフィクション作品

『地面師たち』は、

詐欺というスリリングな題材を通じて、

人間の“弱さ”と“判断の危うさ”

丁寧に描いたドラマでした。

そして、

「信頼」と「欲望」
「事実」と「錯覚」

その間に潜むスキマが、

社会の闇を作っていくのかもしれません。

 

「信頼」というのは、

騙される側も・騙す側にも存在する意識。

 

地面師側も、

仲間として信頼していたのに残念です

なんて言っているわけです。

 

でも、本質的に犯罪に関わっている以上

「裏切り」「逮捕されるかもしれない怖さ」

というマイナス心理が必ず存在しつきまとう。

 

だから、そこには真の信頼は存在しないと、

改めて思いました。

 

それにしても、

Netflix制作のドラマはクオリティーが高い!!

久しぶりにVIVANTを見たくなりました。

週末にでも、旦那さんを巻き込んで

VIVANTの鑑賞会でもしようかな♪

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